自分に合った条件のお部屋探しをして、ちょうどいい物件が見つかった時は嬉しいものです。
いざそのお部屋にお引越しとなった時に、「引越し業者はどこがいい?」や「引越し費用が安くなる時期はあるの?」といった疑問をもつ人もいらっしゃるのではないでしょうか。
「新しいお部屋の引き渡しまで意外と時間がなく、引越し業者を吟味できない」というお客様も過去にいらっしゃいました。
このように価格の見比べができず、費用が高くても早く動ける業者に依頼するしかない状況に陥ってしまうことも。
そうなる前に、お引越しに関する知識を学んでおきましょう。
引越し費用を抑えられる時期やポイントを解説しますので、ぜひ最後まで読んでいただき参考にしてみてください。
そもそも引っ越し費用の相場はどれぐらい?
引越し費用の相場は、単身・ファミリーなどの同居している人数での違いや、荷物の多さ、引越し先までの距離などで変動します。
また、時期によっても変動があり、不動産業界における“繁忙期”と“そうでない月”で違いがあります。
不動産業界的に“通常時”と“繁忙期”に分けて、相場をまとめましたので要チェックです。
引っ越し時期が通常期の相場
まずは、通常時の相場から。
こちらの相場価格は、春の引越しシーズンが終わる5月〜、翌年“これから繁忙期”となる1月までの平均です。
引っ越し時期が繁忙期の相場
次に不動産業界でも繁忙期とされる、2月〜4月までの平均相場です。
通常時と繁忙期の相場差額
それぞれの差額を計算しました。
単身のお引越しの場合は、そこまで大きな差はありません。
しかし、2人以上のご家族のお引越しでは、最大10万円近く差が開きます。
お引越しを急いでいない人は、“繁忙期”を避けたほうが良いでしょう。
引っ越し費用が安い時期はいつ?【月別・曜日別・時間帯】
“通常時”と“繁忙期”での引越し費用の相場感は、把握できたと思います。
では具体的に、何月が引越し費用を抑えられるのでしょうか?
また、曜日や時間帯によっても、違いがあるのでしょうか?
結論から申し上げますと、“YES”です。なぜ“YES”となるのか、理由を解説します。
引っ越し費用が安い月
まずは、“引越し費用が一番安い月”について。
単身かご家族でのお引越しかで、どの月が安いか変わります。
【お引越しの件数が減る=引越し費用の相場が安くなる】
この定義に、単身・ご家族のどちらの場合でも当てはまるので、“お引越し理由で多いもの”はなにかを考えると、分かりやすいです。
単身のお引越しの場合
単身の場合は、“転勤が絡まない月”が安くなります。
特に安いのは、10月と6月。
10月が安い理由は、“10月上旬〜転勤先での仕事がスタート”のパターンが多いため。
この場合だと、9月中にお引越しを終わらせる必要があるので、10月に入るとガクっとお引越し自体の件数も減ります。
6月が安い理由も、春先の転勤シーズンを終えた後であることと、不動産業界的にも閑散期に入るため、全体的なお引越しの件数が少なくなります。
冒頭でも定義として挙げましたが、件数が減れば、それに比例して引越し費用の相場も下がるのです。
ご家族のお引越しの場合
では、ご家族のお引越しの場合は、どうなるのでしょうか?
費用が安くなるのは、12月と1月です。
理由としては、ご家族の場合、様々な状況でのお引越しが考えられます。
お子さんが産まれて、現在の住まいが手狭になってしまったことや、転職で通勤などの兼ね合いで、お引越しをするケースなど。
しかし、時期に定めがない限り、年末年始はお引越しをしている場合ではないことが多いと思います。
実家への帰省・大掃除・忘年会など、様々なイベントが盛りだくさん。
これにお引越しも含めてしまうと、かなり忙しく荷造りをしている暇がありません。
また、不動産会社・引越し業者共に、年末年始の休暇がありますので、お部屋探しなどのお客様対応ができないパターンもよくあります。
この時期に、わざわざお引越しをするメリットが少ないのです。
そのため、全体的なお引越し件数が減るのと比例して、引越し費用が安くなります。
引っ越し費用が安い曜日
次に、曜日によって、引越し費用に変動があるのか見てみましょう。
大まかに平日・土日・祝日と分けていきます。
近場でのお引越しか、遠方へのお引越しかで変わっています。
近場でのお引越しの場合は、そこまで大差がないですね。
しかし、遠方へのお引越しでは、祝日が高くなっています。
お仕事でなかなか時間を取りにくいかと思いますが、有休などを利用して平日にお引越しできると、引越し費用を抑えられます。
引っ越し費用が安い時間帯
引越し費用が安くなる時間帯も、“安くなる月”と同じく、件数が少ないタイミングが最安となります。
時間帯を、おおまかに区切り、平均を出しました。
単身の場合は、1日を通してあまり差はありません。
家族の場合、“お引越しを1日で終わらす”と考えると、荷物が多い兼ね合いで、朝から業者を手配するケースが最適です。
みなさん思っていることは一緒で、朝から引越し業者を手配したいと考えるので、ご家族のお引越し予約が、午前中に集中してしまいます。
結果、引越し費用が高くなるのです。
引っ越し費用をさらに安くするためのコツ
ここまでは、お引越しをする“タイミング”で、費用に差があるのかを解説しました。
次に、技術的な面での引越し費用を抑えるコツをご紹介します。
少しでも費用を抑えたい人は、実践してみてください。
①複数業者から見積りを取る
これは、お引越しに限らず、様々な場面で“費用を抑えたい”ときに有効です。
しかし、やり過ぎも要注意。
お金を払って依頼するといえど、引越し業者も1人の人間です。
相見積もりをとることはありですが、無理な値引き交渉などはやめましょう。自分が損してしまいます。
相見積もりを依頼するのは、3社くらいがちょうどいいです。おすすめは、最後に本当に依頼をしたい業者に依頼すること。
理由は、大手であっても費用を抑えられる可能性が上がることと、その他サービスを受けられる条件に当てはまる場合があるからです。
最初の2社は、インターネットで調べて、比較的安そうな業者に見積もりを依頼する。
最後の1社に、「他ではこれくらいの金額を提示してもらっています。合わせられますか?」と聞いてみましょう。
この時に、他2社の見積もりを提示し、「こっちは嘘ついてないよ」「安さ重視だから、合わない場合は他に依頼するよ」という雰囲気を出してみてください。
営業であれば、その空気感を察知し、なるべく調整する努力をするはずです。
最後に依頼したい業者をもってくるもうひとつの理由、サービス面について。
これは、業者によりけりですが、“見積もり日当日の成約で〇〇プレゼント”というようなキャンペーンを行っている場合があります。
私が前に引越ししたときは、見積もりをしたその日の成約で段ボールや、ガムテープなどを頂けて引越し作業が格段と楽になりました。
このように、お引越しに役立つキャンペーンが多いので、活用できるといいですね。
キャンペーン内容は、企業のHPに載っていたりするので、チェックしてみてください。
②なるべく早く見積もり・予約をする
お引越しの時期がすでに確定している場合、早い段階での見積もり・予約することをおすすめします。
直前になって「1週間後に予約したい!」なんてことも可能ですが、費用は高くなります。
いつ位にお引越しができるか、見通しがたった段階で、引越し業者へ連絡をしましょう。
早ければ早いほど、ご自身の予定にあった日取りで業者を抑えられる可能性が高まります。
費用面・スケジュール面双方で、早く動けることに越したことはありません。
③荷物を減らす
引越し費用は、荷物の量でかなり左右されます。
不要なものは、なるべく処分してからお引越しをしましょう。
特に大物関係は、費用がかさみます。
ソファー、タンス、TV台、食器棚などなど
新調すると費用はかかりますが、古くなってきていて“そろそろ買い替え時かな?”といったものがあれば、お引越しのタイミングで処分することをおすすめします。
捨てる予定のものに、移動費としてお金をかけるのはもったいないです。
まとめ
今回は、“引越し費用を抑える”ことについてまとめました。
どうしても、“繁忙期”シーズンにお引越しをしなければならないなんてことも、あるかと思います。
そんな時は、上述した“引越し費用を安くするコツ”を実践してみてください。
費用が抑えられたら、私も嬉しいです。
お引越しまで時間がある人は、様々な引越し業者のHPなどで、依頼したいところを決めておくと良いかもしれません。
いざお引越しとなった場合に、慌てることなく余裕をもって引越し作業に取り掛かれます。
お引越しは、かなり忙しいものです。
取り掛かるための前準備は、できる限り余裕をもってしておきましょう。
それこそが、“引越し費用を安く抑えられる”一番のコツかもしれません。
他にも引っ越しが決まったらやることがたくさんあります。
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