賃貸住宅の火災保険を安く抑えるコツとは?火災保険を半額にする【最強交渉術】賃貸アパート・マンションの補償範囲や相場金額など徹底解説!

これからお部屋を借りる予定の人は絶対に知っておいた方が良い「火災保険」の内容について。

火災保険の加入が入居条件となっている場合が多く、賃貸契約の際に案内されたその場で加入する人も多いのではないでしょうか。

この記事では、火災保険に入るべき理由を始め、知っておきたい知識や火災保険の必要性、後半では交渉術についてや金額の相場などについても解説しますので、是非最後まで読んで頂き参考にしてみてください。

そもそもお部屋を借りる時に入る火災保険とは?

お部屋を借りる際に加入する火災保険とは、火災などで借りている部屋に損害を与えてしまった場合、「原状回復」にかかる費用(大家さんに対する賠償責任)の補償と、自分の「家財」を補償するためのものです。

家財とは「生活用の持ちもの」のこと

家財とは、住宅内に収容されている生活用の持ちもののことをいいます。住宅内だけでなく、物置や車庫内に置いてあるものも含まれ、生計を共にする家族の持っているものも、まとめて対象になります。

改めて家の中を見回してみると、たくさんの家財があるでしょう。冷蔵庫や洗濯機、テレビにソファ、ダイニングセットや棚、棚に収容されている食器や本、DVD、クローゼットに収容されている衣服やバッグ類、子どもの勉強机やベッドと、数えればいくらでもあります。

これらの家財は通常、何年もかけて少しずつ揃えていくものです。かつ、その間に、家財は少しずつ古くなっていきます。そのため「保険をかけるほどでは…」といった声を耳にすることもありますが、私たちは実際、これらを活用して日々の生活を成り立たせています。これらを一気に失ったら、必要最小限のものを取得するだけでも、かなりのお金が必要になるでしょう。

火災保険の対象となる「家財」とは?

引用:ソニー損保(https://www.sonysonpo.co.jp/fire/fp002.html)

 

一般的に賃貸物件の火災保険は、

  • 「建物」の保険は所有者である「大家さん」が加入
  • 「家財」の保険に関しては「入居者」が加入

といった流れになっており、「火災保険」という名前で呼ばれてますが、火事に対する補償だけではなく、水漏れなどの偶然な事故などへの補償も入っています。

【賃貸の火災保険の補償は大きく3つ】

一般的に、お部屋を借りる際に加入する火災保険の保険契約は、以下の3つの保険で構成されています。

  1. 家財保険
  2. 借家人賠償責任保険(特約)
  3. 個人賠償責任保険(特約)

上記の3つをまるっとセットで「火災保険」と呼ばれています。

そのため、「大家さんに対する賠償責任(借家人賠償責任)」と「個人賠償責任」の補償は、どちらも単体では加入できないので、火災保険に「特約」として付けることになります。

では、それぞれ保険の内容が違いますので詳細を確認していきましょう!

①家財保険とは

わかりやすく言うと「自分の財産を補償する保険」です。

部屋内で所有している家具・家電、衣服などの家財のみを補償する保険契約。

例:水漏れがおきて部屋中が水浸しになり、自身の家電が故障した…など

POINT:家財の補償範囲を増やす=その分保険料は値上がるので、自分にとって適切な補償範囲で選ぶことをオススメ。←この記事の後半で詳細を解説します。

 

②借家人賠償保険とは

わかりやすく言うと「大家さんに対する法律上の賠償責任を補償する保険」です。

自分の過失による火事などで、部屋・建物に損害を与えてしまった事で発生する、損害賠償費用などを補償してくれる保険です。

賃貸物件の入居者は借りている物件を返す際に原状回復する義務があり、借りている物件に損害を与えた場合は、元通りにする必要があります。

例:タバコの消し忘れが原因で部屋を燃やしてしまい原状回復するために高額な賠償費用が必要になった…など

POINT:お部屋を借りる際は必ずこの借家人賠償責任の特約がついてる保険に加入して下さいと不動産屋さんに言われます。

③個人賠償責任保険とは

わかりやすく言うと「自分の所有物以外を補償する保険」です。

日常生活で起きた偶然の事故やトラブルなどで、他人に怪我をさせてしまったり、他人の物を壊してしまった際の損害賠償費用などを補償をしてくれる保険です。

例:洗濯機のホースが外れて水漏れし下の階の人に損害を与えてしまい高額な賠償費用が必要になった…など

「散歩中に愛犬が通りがかりの人に噛みついた」「自転車で走行中に歩行者にぶつかりケガをさせてしまった」などの事故も個人賠償責任保険でカバーできます。

POINT:自動車保険などの特約で、すでに個人賠償責任保険に加入している場合もあるので加入時は事前に確認しておくと良いと思います。

 

地震保険は一般的には補償外なので注意

お部屋を借りる時に加入する火災保険では、地震や津波による災害は保証対象外になるので注意です。

地震、津波、噴火による被害に備えたい場合は「地震保険」への加入が必要になります。※地震保険も単独での加入ができないため、火災保険とセットでの加入が必要。

POINT:地震保険は「地震保険に関連する法律」に基づき、政府と民間保険会社が共同で運営を行っているため、保険料や保証内容は取り扱っている保険会社に関わらず同じ内容になります。

 

賃貸を借りる際に火災保険に入らないとダメな理由

賃貸物件を契約する際は、「火災保険の加入は必須」と大家さんや不動産屋さん(管理会社)に言われる場合がほとんどですが、実は加入を義務付ける法律は存在しません。

ですが、多くの賃貸物件では大家さんや不動産屋さん(管理会社)側から入居条件として「火災保険へ加入をして下さい」と言われるので、保険への加入をしないと入居審査の段階で断られてしまい、お部屋を借りることはできません。

仮に入居条件に火災保険への加入が義務付けられていなかったとしても、火災や漏水が起こるリスクやそれに伴って発生しうる損害賠償責任を考えた場合、加入しないのはリスクが高いので加入はした方が良いです。他にも下記のような理由があります。

もらい火による火災被害は賠償を受けられない

引用:日本損害保険協会(https://www.sonpo.or.jp/wakaru/seminar/koredake/point7.html)

失火の責任に関する法律」という法律で、隣家からのもらい火の場合は「火元に故意または重大な過失」がない限り、損害賠償を請求できないとされています。
なので、失火した側に「重大な過失」がなければ、自分の大切な家具や家電品などが破損した場合でも賠償を受けられないため、自分で火災保険に加入する必要があるのです。

大家さんに対して原状回復義務を負う必要がある

賃貸物件を借りる際に、入居期間中にお部屋の中に生じた損傷などを、入居者(賃借人)が物件を退去するときに回復して貸主(大家さん)に明け渡す「原状回復義務」を負うと定められています。
つまり、水漏れや火災を起こして建物を損傷させてしまった場合は、入居者が「損害賠償責任を負う」ことになるのです。
そのため賃貸住宅に入居するときは、「借家人賠償責任」が付帯してる火災保険に必ず加入して下さいと言われます。

そして、意外と知られてませんが、「子供が目を離した隙に壁に落書きをしてしまった」「子供が室内でボール遊びをしていて、窓ガラスを割ってしまった」「転んでしまって部屋のクロスが削れてしまった」などの場合も補償の範囲内となっている場合が多いので、家の中で起こる不測かつ突発的な事故に備えることができます。

賃貸物件の火災保険(家財保険)は、自分で選べる?

 

賃貸契約の際は不動産屋さんから保険会社を紹介されますが、実は必ずしも紹介された保険会社で加入する必要はありません。

交渉で自分の選んだものに加入できる場合アリ

賃貸物件の火災保険は、自分で「選べる場合」と「選べない場合」があります。

実はあまり知られていませんが、賃貸契約と火災保険契約は別物なので、「自分の希望する保険に加入したい」と交渉することで自分で選べる場合があります。しかし、募集条件によっては、「貸主や管理会社が指定する火災保険への加入が必須」と特約で指定されているケースもあり、その場合は自分の希望する保険に加入する事はできません。

不動産屋さんから指定される保険プランは2年契約で2万円前後が相場。でも、自分で似たような保証内容のネット保険や共済などに加入すれば1年4000円前後で加入することができます。

 

ぶっちゃけなぜ不動産屋は自社の保険を勧めてくるのか・・

 

①理由:保険加入の漏れをなくすため

管理会社や貸主さんサイドが恐れいているのは、もしもの事故が起きた時に保険加入をされていなかった為に賠償してもらえないことです。

そのため、自社で用意した保険に加入してもらった方が、加入漏れを防ぐ事ができたり、保証内容の確認や、何か起きてしまった時にすぐ対応しやすいため、提携してる保険会社で加入してほしいと勧めてきます。

 

②理由:自社と提携してる保険会社からバックマージがある

特定の損害保険会社と契約して販売代理店の役割もになっている為、指定している火災保険に加入してもらう事で保険会社から不動産会社へ紹介料が入る仕組みになっており、保険にもよりますが保険料の30%〜50%前後入るようになっています。

他にも、家財などの補償金額を高く設定する事で保険料が高くなっていたりします。(一人暮らしで500万円など・・)

手続きを丸投げできるのでラクではありますが、そこのちょっとした手間を惜しまず自分でやるだけで1万円以上お得になったりするので時間のある人は自分でやった方が良いと思います。

 

 

そのため、自分にあった補償内容で少しでもお得な保険を選んで加入したいと考えている人は、申し込み前に「火災保険を自分で選べるか?」について不動産屋さんに確認しておきましょう。

そして、その時に下記の内容をセットで不動産屋さんに伝えてみて下さい。

【交渉術】希望の火災保険に加入するコツ3つ

火災保険の交渉を成功させる為のコツは3つあります。

まず1つ目は「補償内容がしっかりした保険を選ぶ」ことです。

この場合の補償内容がしっかりしている保険とは、借家人賠償と個人賠償責任が共に1000万円以上のもの。

もしくは、先方の指定する条件を先に聞いて、それ以上の保証内容の保険に入る旨を伝えるというのもアリ。 

そして2つ目は「加入後に証券を提出することを約束する」ことです。

火災保険に加入した後、加入を証明する書類(保険証券)が保険会社から送られてきますので、それを必ず提出する事を約束しましょう。

どの保険に加入したかわかる証明を出す事で、不動産屋さんも安心して物件を紹介する事ができます。

 

そして3つ目は「加入中に勝手に解約しないことを約束する」ことです。

当たり前ですが、返金目的で勝手に火災保険を途中解約することは絶対にやってはいけません。

加入した意味もなくなりますし、危険です。賃貸の契約期間中は必ず火災保険に加入することを約束しましょう。

 

以上の3つを不動産屋さんに相談する際に伝えてみてください。

前述したように特約で指定になっている場合は難しいですが、そうでない場合はここまでの話をしっかり伝えると相談にのってくれる不動産屋さんが多いはずです。

あとは、以上のお話とセットに「友人が保険屋さんの為、友人の紹介する保険に入りたいです」と言うと更に交渉の成功率はUPすると思うので、参考にしてみてください。

【自分で手続き】火災保険料はいくらが相場?

不動産屋さんからは大体2年契約で2万円前後の火災保険を指定されると前述しましたが、同じような保証内容の保険を自分で手続きをして加入すれば1年で4000円前後〜保険に加入する事ができます。

保険の「補償内容」によって保険料は変わるのですが、保険によっては「借りる予定の物件」によって保険料が変わる場合もあるので、あくまでも相場の目安として考えてください。

各保険会社別の保険料をまとめた表


▼年間保険料が1年間の契約で支払う保険料になります。

参照:各保険会社の見積もりページ(2022年9月20日時点の情報です)

 

【節約】家財の金額を抑えれば保険料は安くなる

節約テクニックとして、家財の保障額を「100万円〜200万円」の少額に設定するという方法があります。

家財の保障額を下げると、年齢や世帯人数によっては全額の家財はカバーできないと思いますが、モノが少ない人は単発で損害が出た時に100万円程度あれば、十分に足りるという人が多いのではないかと思います。

プロが教えるオススメの火災保険はどれか

保険の家財の金額を低く設定して比較すると年間の支払い額が4000円前後になります。

日新火災(お部屋を借りるときの保険) チューリッヒ(ミニケア賃貸保険) アイアル少額短期保険(エコノミー保険)

この3つの保険が保証内容しっかりしているので、不動産屋さんから断られる確立は低い&1年間の保証料も安いのでコスパ◎だと思います。

特に、「日新火災」については借家人賠償が2000万円もついてるので、保証内容で断られることはまず無いと思います。

もし、借家人賠償1000万円以上の保険でOKと言われたら、「チューリッヒ」だと年額が少し安くなるのでお得です。

上記よりも、家財の金額を上げたいという人には年額が少し高くなりますが「アイアル少額短期」だと300万円ついてるので良いと思います。

※この表の金額について各保険会社のサイトから引用して作成しており、変更されてる場合もあるので必ず各保険会社のサイトで直接確認下さい。

あとは、マンション(RC造)かアパート(木造)かによっても変わるのですが、都道府県共済もコスパ良いのでお勧めです。

年間保険料が安いのですが、個人賠償がついていないので注意!自動車保険やクレカなどで既に個人賠償保険に入っている人向けの保険です。

ちなみに、1680円をプラスする事で個人賠償責任保険に加入ができるようなのですが、詳細は直接ご確認ください。

【結論】補償内容が自分に見合うかで選ぼう


一人暮らしの場合は
前述したように家財も少ない場合が多く、年代や家族構成、生活様式に合わせて火災保険もプランを検討していくのが良いと思います

「保険料の安さを重視する」ことも一つの基準ですが、安価な保険料の場合は自然災害や突発的な事故などの保証が対象外となっているケースも多いので注意が必要です。

 

まとめ 

今回は賃貸で加入する火災保険について解説しました。

保険商品は内容が複雑で分かりにくいものが多く、商品によって補償内容や保険料も異なります。

「自分で手続きするの面倒だし、2年契約で2万円ならいいかな」という人はそのまま手続きする事をお勧めしますが、現在は割安な火災保険がたくさんあるので、保険料を少しでも安く抑えたいと思った人はネット保険や共済など自分に合った保険を選んで加入する事をお勧めします。

今回紹介した保険以外にも「賃貸 火災保険 オススメ」といった感じでインターネットで検索すると保険屋さんのサイトが出てきますので、ご自身に合った保険を調べてお得に加入してみてください。

そして、乗り換えを検討するときは、自分にとって必要な補償が備わっている保険を選びましょう。

 

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一律報酬の不動産屋「ichikari(イチカリ)」代表、宅地建物取引士、不動産業界歴8年。20年12月に株式会社MIRANOBE(ミラノベ)を設立、『部屋探しで知らずに損をしているお客様が多いこの現状を変えたい。』をコンセプトに、21年2月にイチカリを立ち上げ、webメディア「お部屋探しの教科書」を運営するほか、お部屋探しアドバイザーとしても活動中。 なかゆーというあだ名でSNS発信、総follower6万人突破。

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