【全部でいくら?】賃貸契約で発生する初期費用について徹底解説!どのタイミングでいくら払えば良いか?どれくらい安くできるのか説明!

「さて、お部屋を借りよう!」となった時に支払う費用は、家賃だけではありません。最初に家賃の数ヶ月分もの大きな費用を支払う必要があります。

「引越しをしよか考えているけど初期費用はどのくらいかかるのだろう…?」
「初期費用を安くする方法はないのかな…?」「そもそも初期費用ってなんだ?」

など不安に思っている方も多いはず。今回はそんな疑問や不安を解決できるように、不動産業界歴6年のお部屋探しのプロである筆者が細かく解説いたします!

是非、こちらの記事で初期費用について理解して頂き引越しの不安を少しでも解消して頂ければと思います。

初期費用って?「何のお金」「誰に」「いつ」払うの?

物件の契約をする際にに必ず貸主側に支払わないといけない費用があります。初期に払う費用なので初期費用と呼ばれてるのですが、「敷金」や「礼金」「仲介手数料」「保証料」「火災保険料」などがあり、それらをまとめて初期費用と呼びます。

「初期費用0円」物件というのもありますが、通常の賃貸借契約できる物件の全体の割合の中でいうと5%あるかないかくらいのレベルで少ないです。(募集の有無はエリアによっても変わります。)

費用に関しては貸主によって項目や金額が異なるため、物件を選ぶ段階で不動産会社に確認しておくと安心です。

支払い期限は、申込を入れて入居審査が始まり、審査通過してから1週間程度で支払いのタイミングになる場合が多いので、大体の金額を把握し事前に準備しておきましょう。

初期費用の内訳について

前述した通り、費用については選ぶ物件によって変わりますが、一般的に請求される項目や金額で具体的にいくら必要になるのか?

審査が通っていざ契約!となった時に困らないように、希望家賃から初期費用をシミュレーションして実際に計算してみましょう!

※エリアによって費用の相場や項目は異なります。この記事では首都圏のお話しをさせて頂きます。

■家賃80,000円、共益費3000円、7月25日から契約の場合 

項目名 金額
敷金1ヶ月 80,000円
礼金1ヶ月 80,000円
前家賃(7月分家賃+共益費日割り) 18,741円
前家賃(8月分家賃+共益費) 83,000円
火災保険料(相場が2万前後) 20,000円
保証料(50%) 41,500円
鍵交換費用(相場が2万前後) 20,000円
仲介手数料1ヶ月+税 20,000円
合計 429,641円

こんな感じの数字になりました。それでは各項目について細かく解説していきます。

「敷金」:1ヶ月分が相場

「敷金○ヶ月」と賃貸情報に掲載されてます。これはデポジットみたいなもので、貸主(オーナー)側で家賃の未払いや退去時の修繕費用などに使われる費用を予め預かっておくものです。

お部屋をきれいに使ったり長期にわたって利用した場合などの状況に応じて返金額が変動します。

ichikariジェント
ichikariジェント
「償却」と記載がなければ基本的にある程度の金額は戻ってくる費用です。関東圏の物件は1ヶ月分が相場です。 「償却」とは、敷金を退去時に返金しない特約のこと。

礼金」:1ヶ月分が相場

「礼金○ヶ月」と賃貸情報に掲載されてます。これは貸主(オーナー)にお部屋を借りるお礼として支払うものです。つまり、敷金と違って戻らない費用です。

関東圏は一昔前までは、礼金2ヶ月が相場でした。表向きは貸主様に支払う費用と言っておきながら不動産会社(管理会社や仲介会社)の報酬に回る事が多く、「礼金のっけOK」と大きく募集図面の下の方に書いてて、礼金を上乗せで請求する不動産会社も多くいました。 現在ではそういった事も減ってきており、1ヶ月が相場になってます。

余談ですが、この礼金が貸主様側に流れる場合は、ローン返済に当てたり、修繕費用に使うわれる貸主様が多いです。

入居月の家賃:日割り〜1ヶ月分

家賃は基本的に前払い制です。そのため、入居する月の家賃を先に支払う必要があります。

そして、入居が月の途中になった場合は、日割りで計算されて「日割り家賃+翌月分の家賃」を一緒に支払う場合が多いです。

例)7月23日入居の場合
7月23日〜30日→7日分の日割り家賃
+8月1日〜30日→1ヶ月分の家賃
=7月分日割り家賃+8月分家賃を支払う。

上記のように、契約開始日(入居日)が月の途中だった場合は、日割り精算分もプラスで支払う場合が多いです。(貸主や管理会社によって異なる場合もあり)

火災(家財)保険料:1.5〜2万円程度

一般的に「火災保険」と呼ばれてますが、実際に賃貸契約の際に入居者が加入するのは「家財保険」+「借家人賠償責任保険」+「個人賠償責任保険」の3つセットになっている保険です。

商品名がまちまちなので、どんな補償内容なのかパッと分かりにくいですが、火事を起こして借りてる家を燃やしてしまって数千万円請求された…なんて事があった場合、普通の方だと支払えないと思います。その為、もしものときの対策として、貸主や管理会社の指定の火災保険へ加入して下さいと言われます。

細かいお話しをすると建物自体は大家さんの火災保険でカバーできるとしても、自分の家財や修復費用、隣家への補償などは、大家さんの火災保険では保証してもらえないので、賃貸契約の際に火災保険に加入するのは必須となってます。

保険会社にもよりますが、大体2年分の保険料をまとめ払いで、相場は1.5〜2万円程度です。

実は、この火災保険については、本来は入居者が入りたい保険を選ぶ事ができます。なので、指定された保険の金額が高い場合は安い共済などに加入したい旨を伝え交渉しましょう! 契約期間によって異なりますが、1年契約で約4千円〜1万円で加入できます。詳細は別の記事で解説。

保証会社:0.5ヶ月分~1ヶ月分

家賃の支払いを滞納した際に、代わりに貸主(オーナー)に家賃を立て替え払いしてくれるのが「賃貸保証会社」で、貸主や管理会社の判断で利用するかどうか変わります。

一昔前までは、保証人を立てないとお部屋が借りれないという事がありましたが、近年では「保証人がいない」「親や親族などに頼みにくい」などの理由で、保証会社を利用し、従来の連帯保証人の役割を保証会社が担う事で保証人なしでも借りれる物件が多くなりました。

さらに”保証会社がリスク負担をしてくれて貸主は安心できる”という事から、保証会社の利用を義務付けている貸主も増えてきていて、保証会社を使う事がスタンダードになりつつあります。 相場は総賃料の0.5ヶ月分~1ヶ月分です。

ichikariジェント
ichikariジェント
「総賃料」とは、家賃+管理費など毎月支払う金額の合計をいいます。毎月支払う費用が他にもある場合(例:駐車場代など)も含めて計算されます。

鍵交換代やその他:各1万円〜2万円

鍵交換•••

鍵を交換するのに必要なお金で、前に住んでいた人が鍵を返却せず所有してた場合に、侵入できてしまう事もあり、賃貸物件の契約の場合は防犯上の問題で交換する場合がほとんどです。

そして、物件によって「金額」「誰が支払うか」「そもそも交換は強制なのか」など変わってきます。

一般的なアパート・マンションであれば、1万円〜2万円が相場です。 ただ、高級分譲マンションなどでよく使われてる、オートロックと連動してるセキュリティーに優れた鍵だと3万円以上かかるケースもあります。

東京都のガイドラインの話では交換費用の負担は「貸主負担」が多いですが、実際の契約では「入居者負担」での契約になる事が多いです。

害虫駆除料・除菌消臭料・24時間サポート・消化器•••

その他の費用としては、「虫駆除費用」「除菌消臭」「消化器」「24時間サポート」などの費用で各1万円〜2万円必要と言われる事があります。

ここの費用は「誰が請求してるのか?」必ず確認しましょう! 不動産会社(仲介会社)が請求してる場合は、交渉次第では外してくれるかもしれません。

もし必須と言われたら、他の仲介会社にも聞いて払わなくても良い会社を通せばその分の金額を浮かせられます! 詳細はまた別の記事で解説します。

仲介手数料:1ヶ月分+消費税

不動産会社(仲介会社)に支払う手数料のことで、物件提案〜内覧の手配〜入居申込/審査の相談〜契約書の作成や説明〜鍵の手配など、お部屋を借りるまでの一連のサポートをしてくれる対価として支払う費用となってます。

不動産取引における仲介手数料の取り決めは、宅地建物取引業法に記載されており、賃貸契約の仲介手数料は「原則賃料の0.5ヵ月分」となってますが、例外として『家賃の1ヶ月分+消費税』を上限に請求して良いと定められています。そのため、仲介手数料の相場は「家賃1ヶ月分+消費税」となってます。

ただ、近年では仲介手数料”半額”や”0円”で契約できる不動産会社というのが増えてきています。

ichikariジェント
ichikariジェント
消費者サイドとしては嬉しいお話ですが、中には半額と謳っておきながらオプション費用を請求してくる会社や、安い変わりに不動産会社としての役目を大した果たしていない会社などもいるので見極めが大事です。

   [PR]仲介手数料0円で契約ができるサービスとは?

合計:家賃5ヶ月分前後が相場

という訳で、大体初期にかかる費用のトータル金額は「借りるお部屋の家賃×5ヶ月分」となります。

もちろん選ぶ物件によっては初期費用の合計が家賃3ヶ月分しかかからなかったり、6ヶ月以上かかる物件もあったり、前述したようなポイントを交渉していけば抑えれたりします。なので、”あくまで目安”として覚えておきましょう。

最後におまけ

初期費用について支払う時期や金額の相場、安くする為のコツなどをお伝えしてきましたが、引越しの際は「お部屋の契約費用」以外にも「荷物を運ぶ為の費用」「家具家電を揃える費用」なども必要になってきますので、最後におまけとして書きます。

引越し費用:1万円〜数十万円

引っ越し業者に依頼する場合には距離や荷物の量や時期によって価格が大きく変動します。また、引越し時期によっても変わります。1人の場合やカップル、家族の場合でも価格が違うので、業者を使用する際は必ず複数社から見積もりをとりましょう。

業者を使わずに、レンタカー代だけ払って友人や家族の力を借りて引っ越しする人や、家具の買い替えを合わせて行い、既存のものは捨て新しいものを新居に送り、残りの物は宅配で送る方法もあります。どの方法を選んでも最低1万円くらいはかかるかと思います。

家具や家電の購入費用:5万円〜∞

最低限これだけは用意しておいた方が良い家具家電は、「冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、掃除器具、布団、テーブル」です。とりあえずこれだけあれば生活はできます。

もし、予算的に厳しいという人は、メルカリやジモティーなどのサイトを利用してみるのもありだと思います!

 

といった感じで、ここまで読んでくださった方の中には「うわ、めっちゃお金かかる…」って思われた方もいたかもしれませんが、お部屋を借りて新生活をスタートさせるのは、結構お金が必要なことなのです。

ですが、必要なお金と不要なお金をしっかり理解した上で賢く契約をすれば費用を抑える事もできます。ご相談頂いた方にはしっかりアドバイスしながらご契約までをサポートさせて頂いてますので、もしこれからお引越しを検討してるといった方はお気軽にお問い合わせ下さい!

他にも、相場金額よりも安く契約する方法については、個別にお問い合わせ頂いたお客様にお伝えしてます!これからお部屋探しを検討していて是非知りたいという方は「こちらの公式LINE(@ichikari)」をお友達追加してご相談下さい!

line問い合わせichikari

中野由妃絵

オンライン不動産屋「ichikari(イチカリ)」代表 宅地建物取引士 不動産業界歴約6年半。20年12月に株式会社MIRANOBEを設立、『部屋探しをもっと簡単に、フェアで、リーズナブルに。』をコンセプトに、21年2月にイチカリを立ち上げ、webメディア「お部屋探しの教科書」を運営するほか、お部屋探しのプロとしても活動中。賃貸仲介件数は累計500件以上。 なかゆーというあだ名でSNS発信を始め、約1年で総follower1.8万人突破。

関連記事

「お部屋探しの教科書」とは・・
 
お部屋探しのプロたちがお部屋探しを始めたい人や、初心者のために不動産知識や部屋探しの話を基礎からわかりやすく解説してるメディアサイトです。
 
一律報酬×オンライン不動産屋「ichikari(イチカリ)」が運営しており、当サイトの記事は全て部屋探しの専門家が監修しております。