【賃貸探しのコツ】どこの街が穴場！？安い場所と高い場所を調べる方法とは？エリアの家賃相場と自分の希望家賃を見比べて考える

『住みたい場所があるけど、自分の思う家賃の範囲ではお部屋が見つからない。』そんな悩みに関連しているのが”家賃相場”。

「家賃の相場って何？」

「知らなくても問題ないでしょ？」

「相場と自分の希望する家賃の関係性は？」

この記事では、そんな疑問を不動産業界8年目の専門家が分かりやすく解説します！疑問の答えを知り、これからのお部屋探しをスムーズに進めるために是非お役立てください！

家賃相場とは？相場が決まるポイント

そもそも家賃相場とは、「ここのエリアでお部屋を借りるならいくらなのか？」という平均的な家賃のことです。では「相場ってどうやって決まっているの？」そんな疑問はありませんか？

家賃の相場はいくつかのポイントから決められています！

捉え方は簡単で「生活しやすいなぁ」と思われる理由が多ければ多いほど相場は上がりますし、「生活しにくいなぁ」と思う要素が多くなればなるほど、相場は下がります。早速、そのポイントを見てみましょう！

①「立地」

立地として重要なのが、”建物がどのエリアに所在するか”です。エリアごとに相場があるように、建物の建てられた場所で家賃は変わってきます。通勤や通学に便利な都心部は人気が高まり、やはり高額家賃になりやすくなります。

もう一点、「立地」の観点から見逃せないのが建物の”最寄り駅までの距離”です。最寄り駅までの距離も家賃を設定するときには大きく影響します。一般的に、駅から徒歩圏内であったり、駅から近いほど家賃は高くなりますし、最寄り駅に特急や急行が停まる場合と、各駅停車しか停まらない場合でも家賃に差が出てきます。

②「間取り」や「部屋の広さ」

お部屋を探していて「これは設備の配置的に無理があるんじゃないか？」「家具や物が配置しにくい作りの間取りだな」そう思われたことはありませんか？

建物を建てるときに、”生活を送るのに必要なもの”を限られたスペースの中に揃えたら『こんな間取りにするしかなかった』という場合があります。そんな一風変わった間取りや使いにくいと感じる間取りでも、家賃を設定するときには大きく影響します。

その反面、とても”使いやすい間取りや広さ”が確保されているお部屋は、人気も高く「住みたいなぁ」と思う人も多くなりますので、家賃を決めるときに加算されるポイントのひとつです。

③建物の「築年数」・「設備」・「構造」

家賃相場は、築年数が古くなるほど安くなり、築年数が浅いほうが高くなっていきます。新しいものと古いもので価値が同じというわけにはいきませんので、ここは相場を決めるポイントになってきます。

ちなみに築年数とは、建物が完成した後に経過した年数のことを指します。「築年数1年以内で未入居物件」を新築、「築年数が浅い物件」を築浅、それ以外の建物を築古と呼んでいます。

そして、お部屋には建物が建てられた時期が大きく反映されており、それが”設備”です。

築年数同様に設備も古くなっていくだけでなく、”流行り”も垣間見えるのが設備。古い建物にはその当時に採用された設備が使用されており、新しい建物には最新もしくは近年主流とされる設備を使用してお部屋が作られています。

さらに、設備に関しては新古の観点だけでなく「使いやすさ」によっても家賃を設定するときに大きく影響します。例えば「バス・トイレ一緒」のお部屋と「バス・トイレ別」のお部屋では使い勝手が異なるため、相場を決めるときには大きく影響します。

それだけでなく、家賃相場は建物の構造によっても差が生じ、一般的に「アパート」と呼ばれる木造または軽量鉄骨造の集合住宅よりも、設備や防音面で優れている鉄骨造や鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造が主の「マンション」は家賃相場も高価格になることが多くなります。

家賃を決めるためのひとつひとつのポイントは以上の通りです。

ただし「相場」とは一つの物件の”立地、間取り、広さ、築年数”などから決められるものではなく、該当する物件の周辺にある”類似する物件”の条件や金額を調べた上で決められています。

実は簡単！相場の調べ方

実は、相場を調べることはスマートフォンやPCがあれば簡単にできます！前章で述べた通り”家賃相場を調べるにはある程度の物件数が必要”です。「それなのに調べるのは簡単なの？」大丈夫です！心配はいりません！

実は、皆様がインターネットでお部屋を探すときに使用する「SUUMO（スーモ）」「HOME’S（ホームズ）」「at home（アットホーム）」などのポータルサイトでは、お部屋探しをするユーザーに向けて”家賃の相場”を公開しています。

たくさんの物件情報を扱っているサイトならでは、多数の情報から平均を出した家賃相場を計算し公開してくれています。もちろん、各ポータルサイトによって取り扱う物件や件数、相場算出方法が異なりますので、少々の差異はありますが目安としては十分です。

もし、公開されている金額を見るのではなく、ご自身で探されているお部屋の条件を使って家賃相場を知りたいのでしたら、お部屋探しの「希望条件」を細かく入力して相場観を見てみるのも良いでしょう。

お部屋探しをするのであれば、何となくでも相場観を掴んでおくことは大切です。希望条件と予算の折り合いがつかないときも、どの条件を変更したらいくら安くなるのかなど、相場感覚を鍛えることにより分かってくるので、お部屋探しも上手にできるようになります。

家賃相場を大手物件ポータルサイト3社を調査しまとめてみました！（2021年7月現在）

「相場を調べに行くのはめんどくさい…」

そんな読者のために、大手ポータルサイト「SUUMO（スーモ）」「HOME’S（ホームズ）」「at home（アットホーム）」が打ち出す家賃相場を更に計算し、平均家賃相場を算出しました！

まずは欠かせない東京都（23区内）の家賃相場

東京都（23区外）

金額の高い順にまとめてみましたが、23区内と23区外では賃料のひらきが伺えます。「東京都民になりたい！でも23区にはこだわらない！」そんな方はご自身の希望家賃と見比べて、検討してみるのも良いですね！

人気駅別ランキング！

広範囲なエリアの相場を知るのも良いですが「もっとピンポイントで知りたいよ！」という方向けに、人気駅別ランキングをこちらもポータルサイト人気３社「SUUMO（スーモ）」「HOME’S（ホームズ）」「at home（アットホーム）」を元にまとめてみました！

＜東京都＞

＜神奈川県＞

＜埼玉県＞

＜千葉県＞

人気とされる理由はいくつもあり、街並みや住環境、各路線が複合していることによるアクセスの良さ、または自分の希望家賃とのマッチングなど、さまざまですが、ぜひ相場の参考にしてみてくださいね！

「神奈川」「埼玉」「千葉」おすすめエリア！

お部屋探しをしてみると、やっぱり東京の家賃は高いなぁと感じる方もいますよね。筆者も実はその1人です！賃料事情でなかなかお部屋が決められない方に「東京都内に出やすい3県」をご紹介します！

とにかく都内に出やすい！神奈川県

神奈川に住むメリットは「利便性の高い路線」が多く通っていること。

もちろん、神奈川の主要駅には都心へのアクセスの良い路線がたくさんありますので、家賃の相場に合わせて検討してみましょう！

特に都心へ出やすい路線

・東横線（副都心線直通）

・田園都市線（半蔵門線直通）

・京浜東北線

・小田急線（千代田線直通）

都内まで乗り換えなし、30分程度で通える場合も多いので、渋谷や新宿へのアクセスも抜群です！

アクセスの良さ＆家賃相場が魅力の埼玉県

埼玉県は何といってもアクセスが良いのに家賃が安い！

東京都内へのアクセスは30分あれば十分という場所も多く、池袋、新宿、渋谷または上野、北千住と都内へ出やすいのはもちろん、隣接していない神奈川県にも実は乗り換えなしで到着できます。

特に都心に出やすい路線

・埼京線（りんかい線直通）

・京浜東北線

・東武東上線（有楽町・副都心線直通）

・東武伊勢崎線（日比谷線、半蔵門線直通）

その他にも埼玉は1都6県に隣接していることから、仕事もプライベートの充実も望めますよ！

東京東部は任せなさい！丸の内ワーカーの強い味方千葉県

千葉県は何といってもは東京東部や丸の内付近へのアクセスが抜群です！特に丸の内周辺、上野、秋葉原方面へのアクセスが良いので、丸の内周辺で働く方に人気があります。

神奈川や埼玉は都心へのアクセスは良いものの「東京駅方面」である東京東部へは時間を要すこともあり、千葉県からのアクセスにはかないません。

特に都内に出やすい路線

・総務線

・常磐線（千代田線直通）

・成田線

・京葉線

・京成線

路線が集結している東京駅に出やすい千葉ですから、アクセス抜群路線も沢山あるということです！

まとめ

希望家賃と家賃相場を見比べたお部屋探しを考えよう！

エリアによって家賃の相場が変わってくることを理解できたところで、実際に自分の希望家賃とエリアの家賃相場を比べてみることが大切です。

「自分が契約できる家賃の基準とは？」が気になる方は、コチラの記事をご覧ください。

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