電気の引っ越し手続きはどうすればいい?停止から使用開始まで解説

電気の引っ越し手続きはどうすればいい?停止から使用開始まで解説

お引越しの際に、必ずやらなければならないことの1つが、ライフラインの手続きです。

ライフラインというのは、いわゆる“電気・ガス・水道”のことです。

お引越しをする際には、現在住んでいるお部屋の解約と、次に入居するお部屋の開通を、それぞれ行わなければなりません。

その中でも、大事なのが“電気とガス”です。

なぜ電気とガスの手続きが大事なのか、また手続きを行う際の注意点とその方法、よくあるご質問をまとめました。

これからお引越しをする予定がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

お引越しが初めての人は必見です。

なぜ電気の手続きが大事なのか、また手続きを行う際の注意点とその方法

まず最初に冒頭でもお伝えした、“電気の手続きが大事”な理由について解説します。

それは、ライフラインの中で電気とガスが「自由化」されているからです。

この記事では、電気について詳しく解説しますので、ガス・水道のお手続きについて気になる人はこちらの記事をご覧ください。

さてライフラインのうち、電気の「自由化」とは、自分で好きな会社を選んで契約できるということ。

携帯電話やインターネットなどと抱き合わせで契約することで、電気料金を安くできたりするので、入居する側からメリットと感じます。

しかし、その反面デメリットもあります。

それは、契約した電力会社を“忘れない”ようにする必要があるということ。

ライフラインの中で水道のみ、建物ごとに決まった窓口へ連絡する形となります。

言ってしまえば「どこと契約しているか忘れても、管理会社に聞けば教えてくれる」ということです。

「契約している電力会社を忘れないでしょ?」と思っている人は、要注意。

私が不動産賃貸の管理会社に勤めていた際に、自社管理の物件を退去したいという人から、意外と多く頂いた質問なのです。

また、入居の際にはライフラインに関する内容や、お引越し業者についての営業電話が多くかかってきます。

お引越しの忙しさと、「入居するとき色々と電話がかかってきた」の記憶から、退去時に自分がどこの電力会社と契約したか分からなくなってしまう人も多いです。

退去時に「電気の解約をしたいけど、どこに電話すればいいのか分からない」ということを防ぐためにも、契約した電力会社を忘れないようにしましょう。

電気の引っ越し手続きをする際の注意点

次に、お引越しをする際の、電気手続きに関する注意点をご紹介します。

内見時に見ておきたいポイントなどもございますので、これからお部屋の内見をする人も抑えておいたほうがいいでしょう。

①電気を自分で選べる物件かどうか

そもそも、電力会社が決まっている物件もあります。

建物一括で電力会社と契約をしている場合や、管理会社が提供している電力会社と契約を結ばなければならないケースなどが挙げられます。

ご自身で好きな電力会社を選びたい場合は、内見前に不動産会社に確認してみましょう。

ネット上に掲載されている物件情報には、そこまで記載されていないので要注意

②早めの手続きを心掛ける

電力会社によっては、電気の供給まで時間がかかることもしばしば。

供給までに1週間かかってしまうケースもありますので、お部屋が決まったら早めに手続きを行いましょう。

③内見時に確認すること

東日本へのお引越しの場合は電気手続きの際に、お部屋の“アンペア数”と“電気メーターのナンバー”を聞かれることがあります。

内見時に確認しておけば、二度手間にならなくて済みます。

“アンペア数”は室内のブレーカーで確認でき、“電気メーターのナンバー”は室内もしくは、建物に設置されている電気メーターに記載されています。

④旧居の解約手続きを忘れないこと

これも結構ありがちですが、お引越し先の手続きばかり気にしすぎて、退去するお部屋の解約手続きを忘れてしまう人がいます。

解約していないと、次の入居者を募集するために行うクリーニングで電気を使用する際、契約の切り替えができず、退去したお部屋の不動産会社から連絡が来ることも。

連絡が繋がらないかぎり、着信が止まりません...。

また不動産会社からすれば、そのままクリーニングで使用する電気も退去した人へ請求できてしまう状態になります。

トラブル防止の為に、解約手続きを忘れないようにしましょう。

電気の引っ越し手続き方法5STEP

続いて、実際に引越し手続きをするときの流れを5STEPでご紹介します。

すべての電力会社や、契約内容がこの流れではありません。

あくまでも、“どのパターンでも抑えておくべきSTEP”のご紹介です。

①電力会社を決める

再三のご説明ですが、電気は自由化されています。

携帯電話・インターネットと抱き合わせや、ガスと一緒に契約すると安くなるなど、さまざまなサービスがありますのでご自身にとって、メリットのある会社を選びましょう。

①旧居の電気の停止使用手続きをする

賃貸にお住まいの人が多いと思われます。

退去するお部屋の管理会社と“退去立ち合いをする日”を最終日として、解約の手続きをしましょう。

退去の際に、電気が点かないと管理会社が確認できるものも確認できず、退去の精算でごたついてしまうケースもあります。

トラブル防止にもなりますので、“退去立ち合いをする日”まで契約は残しておいたほうがいいです。

②新居の電気の使用開始手続きをする

電力会社によって、最短で供給できる期間が違うので要チェック。

頑張って引越し先に荷物を入れたのはいいものの、「電気が点かずお風呂にも入れない」なんてことを避けるために、早めに手続きをしましょう。

③物件情報を電力会社に伝える

手続きは、インターネットもしくは電話で行います。

その際に、お引越し先の物件情報を伝える必要がありますので、お手元に物件資料などを準備しておきましょう。

また、電気料金の支払い方法も決めるので、予めクレジット決済にするのか、口座引き落としにするのか決めておくとスムーズです。

④料金プランを決める

これはお住まいのエリアによって違いますが、東日本の場合、物件のブレーカーで確認ができる“アンペア数”によって変わります。

「このお部屋で決める!」と思った物件であれば、内見時に確認しましょう。

“アンペア数”に関しては、不動産会社に聞いても分からないことが多いです。

西日本に関しては、関西電力が最低料金制という「基本料」+「従量料金」の仕組みのプランを提供しています。

電気の使用料によって、プランを選べるので、ご自身がどれくらい電気を使うか確認しプランを選びましょう。

電気の引っ越し手続きでよくある質問

Q1.引っ越しまでの電気料金はどうなる?

貸主さんの費用負担で、電気の開通を行いクリーニングや内見などを実施しているため、

新しくご入居される人の電気料金は、“契約開始日”からご負担になります。

ここで言う“契約開始日”は、電力会社へ“いつから使うか”と指定した日にちです。

不動産会社と取り交わす、賃貸借契約上の日にちではありません。

例:契約書上 2030年12月10日~契約開始

  電力会社に伝えた日 2030年12月20日~電気を使いたい

この場合は、12月20日から電気使用量が発生します。

Q2.使用開始には立ち会いが必要?

基本的には不要です。

しかし、物件が古かったりすると、電気メーターが古い“アナログ式”の型が付いている可能性があります。

現在は、電力会社が遠隔で電気の開始・解約を行える“スマートメーター”が主流のため、“アナログ式”から交換されていない場合は、立ち会いが必要となります。

電力会社に連絡をすれば分かることなので、開始手続きの際に確認しましょう。

Q3.電気利用開始の申込みはいつまでに手続きすればいい?

電気が通っていないと、引っ越し当日の作業や荷解きはもちろん、その後の生活が非常に不便になりますので、できるだけ早く手続きを進めましょう。

電気の使用開始手続きは、引っ越しが決まったら余裕を持って手続きを済ませておくのがおすすめです。引っ越しの1週間前、遅くとも3日前までに、手続きを済ませておきましょう。

また、3月~4月の引っ越し繁忙期の場合、電力会社に電話がつながりづらくなったり、手続きに時間がかかったりすることがありますので、できれば引っ越しの2週間前までに手続きを終わらせておくのがおすすめです。

他にも引っ越しが決まったらやることをこちらでまとめています。

▼手続き関連などで参考になる記事

まとめ

今回の記事では、電気の引越し手続きについて解説しました。

初めてのお引越しの場合、分からないことだらけで、不安な気持ちになってしまうこともあるのではないでしょうか?

正直、ライフラインの手続きに関しては、「めんどくさいし、よく分からないから後回しにする」なんて人も多いかと思います。

ライフラインの中で、電気とガスが“自由化”されてしまっているがゆえに、入居の際に電気・ガスが使えなくても自己責任です。

せっかくの新居で楽しい気持ちが台無しになってしまうので、そうならないためにも早め早めのお手続きを、心掛けましょう。

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