実は損してる!?敷金・礼金0円(ゼロゼロ物件)を選ぶ際の注意点と初期費用を抑えるために知っておきたいメリット・デメリット

お部屋探しをしてるとよく物件サイトに「敷金・礼金」と記載がありますが、どういう意味かあまりわからず選んでる方が結構多いと思います。

そして、敷金と礼金は、賃貸物件の初期費用において、中心となる項目のひとつで、家賃に比例して高くなる項目なので、安くできるなら安くしたいというのが本音ですよね。

賃貸物件を借りる際は他にも初期費用として請求される項目があるので、同等のレベルの物件で0円の物件があると輝いて見えると思います。

そういった、いわゆる”ゼロゼロ物件”は0円という条件だけ見るとすごくお得に見えますが、実はお得ではない場合や落とし穴があったりするので、今回は不動産業界歴約8年の筆者が細かく解説いたします!

この記事では、敷金・礼金の基本的な仕組み〜お得ではない理由と注意した方が良いポイントについて解説していきますので、これからお部屋探しをされる方は是非参考にして下さい!

@nakayudayo 「敷金・礼金0円」の罠に騙されるな!#賃貸 #不動産 #新生活#部屋探し #敷金礼金0円 ♬ オリジナル楽曲 – なかゆー/不動産女性社長 – なかゆー🏡お部屋探しアドバイザー

「敷金」と「礼金」の相場や基本的な捉え方

敷金とは、賃貸物件を借りるにあたり、大家さんに対して預けておく担保金のことを指します。
賃貸借契約においては、お金に関するトラブルのリスクがあるため、あらかじめさまざまな問題に備えて家賃の1~2ヶ月分程度のお金を預けておく仕組みになってます。

敷金の主な使い道としては、

  • 建物を損傷してしまったときの修繕費
  • 家賃滞納に対する補填

などがあげられます。

そのため、特に問題を起こさず普通に住んでいれば、退去の際に戻ってくる費用となります。
(クリーニング代や原状回復費用などが差し引かれて残額が戻ってくる流れが一般的です。)

※敷金が「敷引き」や「償却」という契約の場合は、返還されないので注意!!

礼金は、大家さんに対する謝礼金です。
相場は家賃の1~2ヶ月程度であり、敷金とは違って退去時に返金されることはない費用となるので注意です。

まだ不動産を賃貸する仕組みが普及していなかった時代に、オーナー様に対して借り手が心付けとしてお金を渡す風習が未だに習慣化されてます。

中には、オーナー様が請求してるのではなく不動産会社が請求してるケースもあります。

不動産会社にも種類があり、

「不動産管理会社」が請求してる場合は交渉ベースでの相談になりますが、

「不動産仲介会社」が請求してる場合は上乗せ請求している事になるので注意。

別の仲介会社に見積もり相談をすれば値段が下がる可能性が高いです。

敷金と礼金がない物件(ゼロゼロ物件)がある理由とは

前述した通り、敷金や礼金にはそれぞれに役割があります。

敷金は本来、家賃の補填や部屋の原状回復費用としての役割を持つお金です。

ですが、近年は”入居前”に初期費用として支払うのではなく、”退去時”に「クリーニング代や修繕費」として後から受け取るという契約にしてるケースが増えてます。

理由としては、「家賃保証会社」に加入してもらえば家賃滞納へのリスクを考えなくてよくなる為、退去時費用は退去時にもらえれば良いから”敷金0円でなるべく初期費用を抑えたい”というお客様(借り手)に選んでもらえるようにと考えるオーナーさんが増えているからです。

つまり、敷金がない場合は、何らかの形で代わりとなる仕組みを利用されている可能性が高いという事です。

その結果、より入居までのハードルを下げる目的で、2000年代以降から敷金・礼金なしのいわゆる「ゼロゼロ物件」が増加してます。

特に、立地や設備などの条件によって、なかなか人気の集まりにくい物件では、空室を防ぐために敷金・礼金をなしとしているケースが多いです。

敷金・礼金がゼロの理由と注意点

賃貸の契約をする際は、初期費用として敷金・礼金を支払う場合がほとんどですが、空室を早く埋めるための対策として、敷金・礼金を0円にしている物件が増えていますと前述しました。

値段が安い事自体は悪いことではないですし、むしろ初期費用が少しでも抑えられるので助かるし良いと思う方が多いはず。

しかし、保証会社以外にも「敷金・礼金0円」の代わりに、別の項目で費用が必要だったり、トータルコストで見るとお得とは言えない場合が結構多いです….

入居してから後悔しないためにも、デメリットを見落とさないよう注意点を一緒に確認していきましょう。

他の項目で費用がかかる

敷金と礼金は0円だけど,,,

  • 「事務手数料」
  • 「除菌消臭」
  • 「消化剤」
  • 「書類作成費」
  • 「24サポート」
  • 「虫駆除」

などなど,,,別の費用を請求される場合多い,,,

せっかく敷金・礼金ゼロで引っ越し代を節約できたと思っても、他に費用がかかってるのであればお得ではなくなりますよね。

退去時の費用が高い

退去時のクリーニング代を特約で割高に設定されてる場合が多い。

大体、相場の金額より1.5〜2倍くらい高めの請求される事が多いので物件を選ぶ段階で注意して見ましょう。

③家賃が相場より高い

初期費用を安く設定して、家賃の方を相場より割高に設定している場合あり。

もし、相場よりも5,000円高かったとしたら…

年間60,000円も多く家賃を払う計算。

初期費用がそれを超えるくらい安く、他のデメリットが気にならないなら選んだ方が得ではありますね。

④使いづらい&住環境が悪い

人気がない物件の空き室を埋めるために、初期費用を安くしている場合が結構あります。

内容が良い物件は安くする必要がないので当たり前と言えば当たり前ですが….

  • 「エレベーターなし高層階」
  • 「駅から遠い」
  • 「間取りが変」
  • 「線路沿いで騒音響く」

など、結構見落としがちなデメリットがあったりするので、物件を選ぶ段階でしっかり確認しましょう!
(こういう物件は未内見で契約しない事をオススメ)

【短期違約金が発生する場合あるので注意!】

1年未満に退去した場合1ヶ月分の違約金が発生するなどの条件が特約で入ってる場合があるので注意!

違約金については契約書に書かれてるので、必ず確認!←できれば物件を選ぶ段階で不動産屋さんに確認するのがベスト。

まとめ:結論デメリットなどを理解して選べばゼロゼロ物件はお得な場合も多い!

今回、たくさんデメリットや注意点などを紹介してきましたが、初期費用の項目のうち、敷金や礼金は大きな割合を占めるため、大幅なコスト削減につながる条件だとも言えます。

特に、礼金は大家さんへの謝礼であるため、支払わないことに対するデメリットはありませんよね。

初期費用の負担が少なくなる分、少し高い家賃の物件にも住めるようになる為、部屋探しの選択肢を広げることも可能という風にも考えられます!

しっかり、お部屋を選ぶ際に今回の注意点などを参考にしながらお得に借りましょう!

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中野由妃絵

一律報酬の不動産屋「ichikari(イチカリ)」代表 宅地建物取引士 不動産業界歴7年。20年12月に株式会社MIRANOBEを設立、『部屋探しをもっと簡単に、フェアで、リーズナブルに。』をコンセプトに、21年2月にイチカリを立ち上げ、webメディア「お部屋探しの教科書」を運営するほか、お部屋探しのプロとしても活動中。賃貸仲介件数は累計700件以上。 なかゆーというあだ名でSNS発信を始め、約1年半で総follower2.6万人突破。

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